秋田杉で家づくりを 秋田市でセミナー
県産秋田杉を使った住宅建築をテーマにしたセミナー「森からの家づくりを考えよう」が27日、秋田市のイヤタカで開かれ、住宅関連業者ら約30人が参加。秋田杉の地産地消について考えを深めた。
昨年9月に発足した「秋田杉で街づくり」ネットワーク(小野泰太郎座長)の主催。パネルディスカッションでは、小野氏と村山康夫・土崎林業社長、伊藤晴通・生和堂医院小児科院長の3人がパネリストとなり意見交換した。
小野氏は「例えば、ユーザーが住宅建築に使う森林を直接見て家づくりを考えたら、違ったイメージが生まれる。そういう設計と施工に時間をかけた家づくりを秋田でやりたい」とアピール。伊藤氏は木造の医院を増築した経験から木造建築の欠点や問題点を指摘。村山氏は、外材の流入で国内の木材資源が使われなくなっている現状を報告した。
このほか、飯島泰男・県立大木材高度加工研究所教授が秋田杉の地産池消とネットワークづくりをテーマに講演した。
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